JuliaでPyPlot使用時のトラブルシューティングで環境変数にQT_PLUGIN_PATH追加時のDropboxのエラーについて
QT_PLUGIN_PATHを環境変数に追加したことによるエラー発生
以前、JuliaでPyPlotを動かそうとしたとき、plotした瞬間にウィンドウもろとも消えてしまう問題があり、その対処をしました。
easygoingrider.hatenablog.com
その際、Qt Platform Pluginが見つからないよ~というエラーが発生していたので、環境変数に以下のパスを追加していました。( "user"部分は自分の環境に適宜読み替え)
変数:QT_PLUGIN_PATH
値:C:\Users\user\.julia\conda\3\Library\plugins
これで問題は解決していたのですが、このパスを追加したことによって他のアプリケーションにエラーが発生するようになってしまいました。
This application failed to start because no Qt Platform plugin could be initialized. Reinstalling the application may fix this problem. Available platform plugins are: direct2d, minimal, offscreen, webgl, windows.
私はエラーが出たのはDropboxだけでしたが、ググってみるとOne driveやAutodeskでも同様の症状がある模様。(Autodesk のヘルプには環境変数削除しろとか書いてあった。めっちゃ上から目線でワロタ。それって解決なんか?マイクロソフトのフォーラムでは相変わらず削除と再インストールばっかり勧めてるし…)パスを削除するとdorpboxは動くけど、juliaのpyplotが動かなくなる…
再インストールしてみたが効果なし
エラーメッセージに再インストールで直るかもよ、と書いてあったのでこちらよりダウンロードして再インストールしてみるが効果なし。
Download - Dropbox
仕方がないのでパスを削除し、とりあえずファイルをJulia実行ファイルと同じ場所へコピー
とりあえず環境変数は削除することにして、Juliaの実行ファイルがある場所へ、Qt platform pluginをコピーしたら直った。あくまで応急処置ということで…
step1. 以下の環境変数を削除( "user"部分は自分の環境に適宜読み替え)
変数:QT_PLUGIN_PATH
値:C:\Users\user\.julia\conda\3\Library\plugins
step2. Juliaの実行ファイルがある場所を調べる
どんな方法でもいいですが、下記は実行ファイルがある場所を調べる一例です。
スタートメニューからJuliaショートカットを右クリックしてファイルの場所を開くをクリック、さらにショートカットを右クリックしてファイルの場所を開くをクリック。julia実行ファイルがあるフォルダが開いたら開きっぱなしにしておきます。
step3. Qt Platform Pluginをコピー
環境変数で設定していたフォルダを開います。
C:\Users\user\.julia\conda\3\Library\plugins
その中にplatformsというフォルダがあるはずなので、フォルダごとコピーして先ほど開きっぱなしにしたjuliaの実行ファイルがあるフォルダへコピー
これでjuliaのpyplotもdropboxも問題なく動くようになりました。本当はもっとスマートな解決方法があるのでしょうが、どうしたらいいのかわかりませんでしたので応急処置ということで。(julia起動時にのみ毎回パス通すよう設定するとか??)このままだとバージョンアップしたりするたびにエラーが出るんだろうなぁ…
あと、環境変数を削除した状態でDropboxを起動し、環境変数を追加してもDropboxにエラーが起こることなく動いていました。いつエラー出るんでしょうね。